ラング(langue)とパロール(parole)は、言語学者のソシュールが考えた言語学上の区別です。
ソシュールは言語にはラングとパロールの2つの側面があると考えました。
ラングとパロールの違いは?
簡単に言うと、ラングは文法などの言葉の規則で、パロールは実際にその規則に従って話をする行為のことです。
ラングは社会的、パロールは個人的な側面を持ちます。
ラング | パロール | |
---|---|---|
意味 | 言語(音声・語彙・文法) | 発話 |
使用する人 | 社会 | 個人 |
パロールは個人や場面によって異なり、言い間違い、中断、ためらいなども含みます。
そのため、ソシュールは言語学の研究対象は「ラング」にするべきとしました。
ソシュールに関係した言葉で、「通時態」と「共時態」もあります。
コメント