日本語の動詞「愛する」は、グループ3(サ行変格活用)に属する動詞です。
グループ3の動詞には、ほかに「する」と「来る」があります。
- 愛する=グループ3(サ行変格活用)
「愛する」の活用に注意
「愛する」はグループ3(サ行変格活用)ですが、「ない形、命令形」で、グループ3の活用とは異なります。
「する」と比較するとわかりやすいです。
意向形 | |||||||
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愛する | 愛する | 愛します | 愛さない |
愛すれば | 愛して | 愛せ |
愛しよう |
する | する | します | しない | すれば | して | しろ | しよう |
するのない形は「しない」ですが、愛するのない形は「愛しない」ではなく、「愛さない」です。
また、するの命令形は「しろ」ですが、愛するの命令形は「愛しろ」ではなく、「愛せ」です。
ない形 | しない | 愛さない |
命令形 | しろ | 愛せ |
特に、ナイ形で「愛しない」ではなく「愛さない」になるのでひっかかる人が多いかもしれません。日本人だと何も考えずに使っていますが、日本語を勉強している外国人にとっては、疑問に思うかもしれません。
「愛す」と「愛する」の違い
また、「愛する」とは別に「愛す」という動詞もあります。
「愛す」は「グループ1(五段活用)」に属する動詞です。
以下が「愛す」と「愛する」の活用の違いです。一部重なる部分もあります。
意向形 | |||||||
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愛す | 愛す | 愛します | 愛さない | 愛せば | 愛して | 愛せ | 愛そう |
愛する | 愛する | 愛します | 愛さない | 愛すれば | 愛して | 愛せ | 愛しよう |
まとめ
- 日本語の動詞「愛する」は、「グループ3(サ行変格活用)」に属する動詞
- 「ない形、命令形」で活用が異なる(「愛しない」→「愛さない」、「愛しろ」→「愛せ」)