洗濯機を「センタクキ」ではなく「センタッキ」と読む人がいます。
「ク」が「ッ」に変わるのです。これは「促音化(そくおんか)」と言います。
促音は「ッ」のことです。
促音化は、「ク」「キ」「チ」「ツ」のうしろに、カ行(「カ」「キ」「ク」「ケ」「コ」)の音が来たときに起こります。
センタクキは、「ク」のうしろに「キ」が来ますので、促音化するのです。
<例>
洗濯機:セ ン タ ク キ → セ ン タ ッ キ
水族館:ス イ ゾ ク カ ン → ス イ ゾ ッ カ ン
学校:ガ ク コ ウ → ガ ッ コ ウ
促音化するものとしないものの違いは?
しかし、中には促音化しない言葉もあります。
たとえば、「シュウカクキ(収穫期)」は「シュウカッキ」と言いません。
以下の記事によると、独立性の高いことばは促音化しないようです。
さて、まず促音化が起こらないそれぞれの例を見てみると、ことばとして、その前の部分の「独立性」が高いことにお気づきでしょうか。「収穫する期」だから「収穫期」、「満足する感じ」だから「満足感」です。つまり、「収穫」「満足」は独立性の高い一単語だと言えます。