P音考は、帝国大学で博言学の講座を担当した上田万年が唱えた学説です。
1898年に「帝国文学」に発表したもので、国語のハ行の頭子音がかつては両唇破裂音の無声子音 p であったことを論じました。
簡単に言うと、現代の「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」の発音は、古代日本語では「パ・ピ・プ・ペ・ポ(P音)」だったというものです。
たとえば、「母(はは)」は古代では「パパ」と言われていたということですね。
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P音考は、帝国大学で博言学の講座を担当した上田万年が唱えた学説です。
1898年に「帝国文学」に発表したもので、国語のハ行の頭子音がかつては両唇破裂音の無声子音 p であったことを論じました。
簡単に言うと、現代の「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」の発音は、古代日本語では「パ・ピ・プ・ペ・ポ(P音)」だったというものです。
たとえば、「母(はは)」は古代では「パパ」と言われていたということですね。