上田万年の「P音考」とは 言語一般 2022.09.19 スポンサーリンク P音考は、帝国大学で博言学の講座を担当した上田万年が唱えた学説です。 1898年に「帝国文学」に発表したもので、国語のハ行の頭子音がかつては両唇破裂音の無声子音 p であったことを論じました。 簡単に言うと、現代の「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」の発音は、古代日本語では「パ・ピ・プ・ペ・ポ(P音)」だったというものです。 たとえば、「母(はは)」は古代では「パパ」と言われていたということですね。 リンク