日本語の使役文を紹介します。
使役文は、強制などの意味を持つ文です。
使役文の作り方
第1グループの動詞のない形に「せる」、第2グループの動詞のない形に「させる」をつけます。
第3グループの動詞は「させる」「来させる」にします。
(教科書の説明では、使役は「-(s)ase-」を付けて作ります)
例:
第1グループ:書く→書かせる
第2グループ:見る→見させる
第3グループ:する→させる、来る→来させる
使役文の意味
使役文には、強制、許可、原因の意味があります。
宿題をさせた。(強制)
遊園地で遊ばせた。(許可)
地球温暖化が米をおいしくさせた。(原因)
使役文の自動詞と他動詞
自動詞は使役の相手が「に格」か「を格」になります。
一方、他動詞は使役の相手は必ず「に格」になります。(を格が目的語に使われるため)
例:
〇子どもに勉強させる(自動詞)
〇子どもを勉強させる(自動詞)
〇子どもに野菜を食べさせる(他動詞)
×子どもを野菜を食べさせる(他動詞)
使役の短縮形
使役の短縮形もあります。これは口語でよく使われます。
書かせる→書かす
食べさせる→食べさす
来させる→来さす
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