名詞には、
- 「が・に・を」を付けて文の中で働く。
- 「だ」「です」を伴って、文の述語になる。
- 「の」を付けて、次の名詞につながる。
などの機能があります。
「実質名詞」と「形式名詞」
名詞には「実質名詞」と「形式名詞」があります。
形式名詞は、それ自身では意味がなく、かならず他の語に修飾されて使われるものです。
例:
食べたことがない→「こと」が形式名詞
困ったものだ→「もの」が形式名詞
一覧:「こと」「もの」「とき」「ほう」
「無情名詞と有情名詞」
「有情名詞」
有情名詞は、「人」など、自ら動作を行うことができるものです。
「いる」をつけます。
例:
彼がいる。
「無情名詞」
無情名詞は、「物」など、自ら動作を行うことができないものです。
「ある」をつけます。
例:
椅子がある。
「時を表す名詞+「に」」
「今」との関係で決まる「相対的な名詞(「明日」など)」には「に」を付けないのが普通です。
例:
〇 明日公園に行く。 × 明日に公園に行く。
〇 昨日公園に行った。 × 昨日に公園に行った。
しかし、「絶対的な名詞(日付など)」には「に」をつけます。
例:
〇 6月10日に公園に行く。 × 6月10日に公園に行く。