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【人称制限】日本語の感情形容詞は一人称だけしか使えない

日本語の感情形容詞

感情形容詞は、人の感情や感覚を表す形容詞です。

イ形容詞は、嬉しい、楽しい、悲しい、かゆい、だるい、ナ形容詞は、不安だ、心配だ、楽だ、嫌いだなどです。

この感情形容詞は、主語が1人称しか使えないので注意が必要です。具体的には、「私」などです。

「彼」「弟」などの3人称は使えません。

日本語の感情形容詞

 

〇 は嬉しい
× は嬉しい

これは、第三者の内面を直接知ることはできないからです。

ただし、こちらによると、この人称制限は日本語に特徴的なもので、英語などにはないそうです。

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一人称以外で感情形容詞を使う場合

三人称など、一人称以外で感情形容詞を使う場合は、「~がっている」「~そうだ」をつけます

〇 彼は嬉しがっている
〇 彼は嬉しそうだ

「がる」がつかない感情形容詞

通常、感情形容詞には「がる」がつきますが、「好きだ」「眠い」には「がる」がつきません。

× 好きがっている
× 眠がっている

感情形容詞の例外

感情形容詞の「好きだ」、「嫌いだ」、「得意だ」、「苦手だ」などは、気持ちや様子が外からもわかるので、一人称以外も使えます。

〇 彼女は彼が好きだ
〇 彼女は彼が嫌いだ
〇 は水泳が得意だ
〇 は水泳が苦手だ

一人称しか使えないほかの表現

また、「~たい」「~てほしい」も、一人称しか使えません。

まとめ

  • 感情形容詞は、人の感情や感覚を表す形容詞。嬉しい、楽しい、悲しい、かゆい、だるい、不安だ、心配だ、楽だ、嫌いだ など
  • 感情形容詞は、主語が1人称しか使えない
  • 一人称以外で感情形容詞を使う場合は、「がっている」「そうだ」をつける
  • 感情形容詞の「好きだ」、「嫌いだ」、「得意だ」、「苦手だ」などは、気持ちや様子が外からもわかるので、一人称以外も可能
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