内容節は、修飾する節が修飾される名詞の内容を表している文です。
たとえば、「酒を飲みたい気分だ」という文は、「酒を飲みたい」という節が、「気分」という名詞の内容(どのような気分か)を表しています。
酒を飲みたい → 気分
この内容節は、名詞を修飾する節と名詞の間に、「という」を入れるか入れないかで3つに分けられます。
1.「という」を入れる
名詞が「うわさ」「意見」など、発話や思考を表すものには、「という」を入れます。
もうすぐ地震が来る という 噂 が流れた。(うわさ)
→ ×
もうすぐ地震が来る 噂 が流れた。
2.「という」を入れても入れなくてもよい
名詞が、「事件」「事実」「可能性」などのときは、「という」を入れても入れなくてもどちらでもよいです。
ロッカーから金のネックレスが盗まれる という 事件 が発生した。(事件)
→ 〇 ロッカーから金のネックレスが盗まれる 事件 が発生した。
3.「という」を入れない
「音」「におい」「写真」など、感覚を表す名詞には、「という」を入れません。
麺をすする 音 が大きく響いた。(音)
→ ×
麺をすする という 音 が大きく響いた。