外国人にとって、「ら行」と「な行」の発音の違いがわかりにくいようです。
日本人だと何も考えずに区別していますので、いざその違いを説明しようとすると、なかなか難しいと思いました。そこで、簡単な違いを紹介します。
「な行」は鼻音
な行は舌を上の歯・口蓋の裏にしっかりつけて発音します。その後舌を一気に離します。発音する前に舌をつけておくのがポイントです。
また、な行は鼻音です。鼻から音を出すイメージです。鼻をつまんでな行を発音すると、息がつまる感覚がします。な行の発音はこの練習をするとよいようです。
「ら行」
ら行は上の歯茎の裏に舌先をつけて発音します。発音したらすぐに舌を離します。
最初に舌の先をどこにもつけない状態にして、舌を弾くようにするのがポイントです。
ら行は鼻音ではないので、な行と違い鼻をつまんでも息がつまる感覚がありません。
「まとめ」
な行
- 舌を上の歯・口蓋にしっかりつけて発音する。発音したら一気に離す。
- 発音する前に舌をしっかりつけておく。
- 鼻音。鼻をつまんで発音すると、息がつまる感じがする。
ら行
- 舌の先を上の歯茎の裏につけて発音する。発音したらすぐに舌を離す。
- 発音する前に舌をつけない。
- 鼻音ではない。
以下のサイトも参考になります。
東外大言語モジュール|日本語|発音|実践編| 1 サバイバルのためにこれだけは 1.2.1 ラ行音