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言語学の「フレーム、スクリプト、スキーマ」まとめ

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日本語教育能力検定試験に出題される、言語学の「フレーム、スクリプト、スキーマ」をまとめました。

やや抽象的な内容で、説明も難しいので、教科書を読んでいても少し理解しにくい部分だと思いました。

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1.フレーム(frame)

言葉を理解する上で、前提・背景となる知識のことです。

1つの単語の意味を理解するには、その単語に関連するすべての知識にアクセスする必要があるというのが基本的な考えとなっています。

たとえば、 「販売」 という言葉を理解するためには、 「販売者」 、 「購入者」 、 「商品」 、 「貨幣」 、 「貨幣と商品の関係」 、 「販売者と商品と貨幣の関係」 、 「購入者と商品と貨幣の関係」 など、背景的知識を知らなければなりません。

言語学者のチャールズ・フィルモアの提唱した言語の理論(フレーム意味論(frame semantics)が基になっています。

2.スクリプト(script)

フレームの一種ですが、特に時間の流れに沿って連続する具体的な場面による知識構造です。

Shank & Abelson (1977)が考案しました。

たとえば「レストランで食事をする」という出来事は、「席を見つける、メニューを見る、店員に注文する・・・」といった、一連の連続する場面から理解されるという考え方です。

scriptは日本語で「脚本」の意味ですので、映画の場面をイメージすると良いかもしれません。

3.スキーマ(schema)

個々の具体的な細かい特徴を取り去った、抽象的な知識構造のことです。

たとえば、「ボール」には、「テニスボール」や「バスケットボール」など、大きさや色に違いがある様々なボールがあります。

しかし、その大きさや色の違いなど、細かい特徴をあえて捨て、抽象的な知識のみでボールを規定することがスキーマです。

まとめ

  • フレーム=言葉を理解する上で前提・背景となる知識
  • スクリプト=時間の流れに沿って連続する具体的な場面による知識構造
  • スキーマ=個々の具体的な細かい特徴を取り去った、抽象的な知識構造

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