2018年度の海外の日本語学習者数を紹介します。
国際交流基金の調査を参考にしました。
2018年度は、日本語学習者数、日本語教師数、日本教育実施国・地域のすべてが増加しています。
海外の日本語学習者数は増加
2018年度の海外の日本語学習者数は385万1774人で、2015年(365万5024人)よりも増加しています。
- 2018年=385万1774人
- 2015年=365万5024人
国別学習者数
海外の国別の学習者数については、上位 4 か国までの順位は以前と変わっていません。
1位が中国で100万4625人、2位がインドネシアで70万9479人、3位が韓国で53万1511人、4位がオーストラリアで40万5175人となっています。
5 位は前回比で 6.4% 増加したタイで18万4962人、6位はベトナムで17万4521人です。
台湾では学習者が2割以上減少(17万159人)し、7位(前回は5位)となりました。アメリカは8位です。
- 1位=中国(100万4625人)
- 2位=インドネシア(70万9479人)
- 3位=韓国(53万1511人)
- 4位=オーストラリア(40万5175人)
- 5位=タイ(18万4962人)
- 6位=ベトナム(17万4521人)
- 7位=台湾(17万159人)
- 8位=アメリカ(16万6905人)
海外の日本語教師数、地域・国も増加
海外の日本語教師数も増加しており、2018年度は7万7323人です。2015年は6万108人でした。
さらに、日本語教育を実施している国も、5か国・地域の増加となっています。
海外の日本語教育機関も増加
海外の日本語教育機関も増加しており、特に東南アジアでは前回比37.7%の大幅な増加となっています。
また、規模は小さいですが、アフリカ(前回比71.4%増)などで大幅に増加しているのも特徴です。
まとめ
2018年は、日本語学習者数、日本語教師数、日本教育実施国・地域のすべてが増加しました。
2015年は減少していたので、これは明るいニュースかもしれません。
アフリカ(前回比71.4%増)などで大幅に増加しているのも興味深いです。
一方で、台湾では学習者が2割以上減少したのが気になります。
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