英語を勉強すると、現在形や過去形、未来形という時制を覚えます。
それと同じように、日本語にも時制があります。
この時制を「テンス」と言います。
日本語のテンスは、ル形(辞書形)とタ形(過去形)で表します。
ル形は「食べる」「書く」などで、タ形は「食べた」「書いた」などです。
そこで、簡単に日本語のテンス(時制)をまとめました。
ル形の働き
1.超時
時間を超越した不変の真理などを表します。
- 太陽は東から昇り、西に沈む
- 水は100℃で沸騰する
2.現在を表す
現在を表します。
- 教室に先生がいる
3.未来を表す
未来を表します。
- 来月、新しい先生が来る
タ形の働き
1.過去を表す
過去を表します。
- 教室に先生がいた
2.完了を表す
完了を表します。
- やっと宿題を終えた
3.話し手の気持ちなどを表す(ムード)
話し手の気持ち(発見、想起、命令、確認)などを表します。
- (財布が)あった!(発見)
- 彼の名前を思い出した(想起)
- どいた、どいた(命令)
- 彼の名前は田中だった?(確認)
まとめ
- ル形は、超時(不変の真理)、現在、未来を表す
- タ形は、過去、完了、話し手の気持ちを表す