CEFR(セファール)は、「Common European Framework of Reference for Languages」の略称で、ヨーロッパ言語共通参照枠のことです。
ヨーロッパの外国語教育の学習、評価で共有されるガイドラインを意味します。
ヨーロッパには様々な言語があるので、そのすべての言語に適用できるような、学習状況の評価や指導の方法を提供することが目的です。
1989年から1996年にかけて、欧州評議会が「ヨーロッパ市民のための言語学習」プロジェクトを推進した際に、このCEFRが中心的な役割となりました。
CEFRは2001年に発表され、ヨーロッパ以外の国でも広く利用されています。
CEFRと日本語教育との関係
それでは、このヨーロッパ生まれのCEFRですが、日本語教育とはどのような関係があるのでしょうか。
「JF日本語教育スタンダード」という日本語教育のコースデザイン、授業設計、評価を考えるための枠組みが、このCEFRの考え方にもとづいて開発されています。