PR

日本語の方言分布のタイプ

日本語の方言の分布にはいくつかのタイプがあるので、それを紹介します。

スポンサーリンク

1.周圏分布型

中心部(近畿)から同心円状に分布したタイプです。中心部が新しい方言で、外側が古い方言です。

これは、柳田國男が自著『蝸牛考』で提唱し、命名しました。

柳田が日本語の「蝸牛(かぎゅう-カタツムリ)」を指す方言を調べたところ、近畿(中心)→中部→関東・四国→東北地方・九州→東北・九州と、同心円状に新しい方言から古い方言へと順番に分布していることがわかりました。

ちなみに、新しい・古いの基準は、昔の文化の中心地であった京都です。京都では古い順から、ナメクジ、ツブリ、カタツムリ、マイマイ、デデムシのように変化したそうです。

つまり、近畿で使われている方言(デデムシ)が最も新しく関東・四国で使われている方言が中間(カタツムリ)、そして東北・九州で使われている方言(ナメクジ)が最も古いということです。

2.東西分布型

日本列島を東と西の2つに分けるように分布したタイプです。たとえば、「マクドナルド」の方言は、東京が「マック」で大阪が「マクド」です。

3.複雑分布型

分布に法則性が見られないものです。「メダカ」の例が有名で、全国で4600種類の言い方があるそうです。ほかに「お手玉」「おたまじゃくし」などもあります。


改訂版 日本語教育能力検定試験に合格するための基礎知識 日本語教育能力検定試験に合格するためのシリーズ

日本語教員試験・日本語教育能力検定試験対策におすすめの通信講座
アガルート【日本語教員試験・日本語教育能力検定試験】2025年合格目標|合格総合講義(合格なら全額返金)

日本語教員試験・日本語教育能力検定試験の両方に対応した通信講座です。

日本語教員能力検定試験の勉強をベースに日本語教員試験の合格を可能にする講座設計になっており、W合格を目指せます。

10月に日本語教育能力検定試験で実力を試し、11月に日本語教員試験に臨むことがおすすめです。

また、合格した場合は、費用の全額返金+お祝い金1万円のキャンペーンも実施中です。

NAFL 日本語教員試験対策セット

「NAFL日本語教員試験対策セット」は、8万人が受講したアルクの「NAFL日本語教師養成プログラム」の教材と、日本語教員試験の対策に役立つ書籍2冊を合わせたセット型教材です。

オンライン勉強会も全6回開催予定(記録映像の視聴も可能)。勉強を進めるのに役立つ動画13本も付いています。

教師として必要とされる基礎的な教養をテキスト24冊で身に付け、日本語教員試験合格に必要な力を、対策テキストや勉強会で養うことができます。

【ユーキャン】日本語教師養成講座

資格講座の老舗ユーキャンによる日本語教師養成講座です。

「日本語教育能力検定試験」の合格がムリなく目指せるカリキュラムが用意されています。

費用は約5万円台と、リーズナブルな費用で検定合格が狙えるコスパの高い講座です。

言語と社会
スポンサーリンク



タイトルとURLをコピーしました