2008年に「留学生30万人計画」が福田首相によって行われました。
これは、2020年までに留学生を30万人にする計画です。
日本語学校から、大学や専門学校に進学してもらい、高度人材の獲得・育成、諸外国に対する知的国際貢献などを目指すという計画です。
2019年5月1日時点で外国人留学生が31万2214人となり、「留学生30万人計画」は達成されました。目標よりも1年早く、数も31万人と1万人多くなっています。
外国人留学生最多31万人 計画達成も先行き不透明 - 日本経済新聞
日本学生支援機構は22日、2019年5月1日時点で日本の大学や日本語学校などに在籍する外国人留学生が31万2214人で、前年から1万3234人増えて過去最多を更新したと発表した。20年までに留学生30万人を目指す政府の計画を達成した形だが、...
出身国・地域別で最も多いのは中国の12万4436人(前年比9486人増)で、次がベトナム7万3389人(1035人増)、ネパール2万6308人(1977人増)と続いています。
大学などの高等教育機関に所属する留学生は22万8403人で、前年より1万9502人増えています。
一方で、日本語学校に所属する留学生は8万3811人で、前年より6268人減っています。
日本語学校の留学生は減っているということですね・・・。
さらに、2020年は新型コロナウイルスの影響で、留学生の数はかなり減少することが予想されます。
日本語教育能力検定試験でもしかしたら出題されるかもしれません。
1983年は「留学生受入れ10万人計画」
ちなみに、1983年にも「留学生受入れ10万人計画」が中曽根首相によって行われ、2003年に達成されています。
まとめ
- 1983年「留学生受け入れ10万人計画」(中曽根首相)→2003年達成
- 2008年「留学生30万人計画」(福田首相)→2019年達成