言語と社会

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【イラスト】コードスイッチングとは

コード・スイッチングは、場面や相手に応じて、会話の中で言語を切り替えることです。コード・スイッチングには、状況的コードスイッチング、隠喩的コードスイッチング、会話的コードスイッチングがあります。状況的コードスイッチング場面や相手に合わせて言...
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フィラー(パラ言語)のまとめ

フィラー(filler)は、「あのー」「えーっと」など、会話などの合間に挟み込まれる言葉のことです。もともとは、「詰め物」「充填剤」などの意味を持つ英単語です。私たちも普段よく使っていますね。パラ言語フィラーはパラ言語(paralangua...
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ポライトネス理論―ポジティブフェイスとネガティブフェイスとは?

ポライトネス理論は、「人間関係を円滑にするための言語ストラテジー」です。ブラウンとレビンソンが提案した理論です。単に言葉遣いの丁寧さだけに限らず、相手の気持ちを重視した、もっと幅広い概念です。そして、ポライトネス理論には、ポジティブフェイス...
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待遇表現とは?相対敬語と絶対敬語

待遇表現の代表は「敬語」です。敬語には2種類があります。また、待遇表現と似たものにポライトネスという用語もあります。敬語1.相対敬語話題となる人に対して、話をする相手との関係で敬語の使い方を変える用法です。たとえば、会社の上司について、来客...
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日本語の方言分布のタイプ

日本語の方言の分布にはいくつかのタイプがあるので、それを紹介します。1.周圏分布型中心部(近畿)から同心円状に分布したタイプです。中心部が新しい方言で、外側が古い方言です。これは、柳田國男が自著『蝸牛考』で提唱し、命名しました。柳田が日本語...
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ダイグロシアの特徴、例

試験によく出るダイグロシアを紹介します。ダイグロシアとは?ダイグロシア(二重言語併用)とは、1つの社会で2つの方言または言語を使用する状況です。日常会話で用いられる言語は、低変種(「L変種」または「low変種」)と呼ばれます。2番目に用いら...
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ピジン、クレオール、ダイグロシアのまとめ

ピジン、クレオール、ダイグロシアについてまとめました。日本語教育能力検定試験に時々出題されます。どれも微妙に似ているので注意が必要です。1.ピジン(pidgin language)言語の違う人たちが意思疎通を図るため、お互いの言語の要素を取...
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助詞の「に」と「で」の違い

日本語の助詞「に」と「で」の違いを紹介します。特に方向・場所の用法が似ているので、注意が必要です。助詞「に」の用法1.「移動する方向」移動する方向 を示します。特に、「来ます」「行きます」「帰ります」という動詞と一緒によく使われます。移動す...