形容詞には「イ形容詞」と「ナ形容詞」があります。
「イ形容詞」
イ形容詞は、名詞を修飾するときに「~い」の形になる形容詞です。
例:「寒い」「まずい」「小さい」「いい」「赤い」など
*イ形容詞は数が限られる
名詞の修飾例:「寒い日」「まずいごはん」「小さいリンゴ」「いい店」「赤い服」
イ形容詞の否定形の作り方
丁寧体
イ形容詞の最後の「い」を取って、代わりに「く(は)ありません / く(は)ないです」をつけます。
- 寒
いくありません / 寒くないです - まず
いくありません / まずくないです - 小さ
いくありません / 小さくないです
普通体
イ形容詞の最後の「い」を取って、代わりに「くない」をつけます。
- 寒
いくない - まず
いくない - 小さ
いくない
イ形容詞の過去形の作り方
丁寧体
イ形容詞の最後の「い」を取って、代わりに「かったです」をつけます。
- 寒
いかったです - まず
いかったです - 小さ
いかったです
普通体
イ形容詞の最後の「い」を取って、代わりに「かった」をつけます。
- 寒
いかった - まず
いかった - 小さ
いかった
イ形容詞の否定の過去形の作り方
丁寧体
イ形容詞の最後の「い」を取って、代わりに「く(は)ありませんでした /く(は) なかったです」をつけます。
- 寒
いくありませんでした / くなかったです - まず
いくありませんでした / くなかったです - 小さ
いくありませんでした /くなかったです
普通体
イ形容詞の最後の「い」を取って、代わりに「くなかった」をつけます。
- 寒
いくなかった - まず
いくなかった - 小さ
いくなかった
「ナ形容詞」
ナ形容詞には様々な終わり方があります。
例:「静か」「不便」「ひま」「すてき」など。
ただし、名詞を修飾するときには「な」の形になります。
例:「静かな日」「不便な店」「ひまな日」「すてきなごはん」など。
*「きれい」「きらい」は「い」で終わっているがナ形容詞です。
*「ハッピーな」「ラッキーな」などのように外来語からも作ることができます。
ナ形容詞の否定形の作り方
丁寧体
ナ形容詞のうしろに「ではありません/ ではないです / じゃありません」をつけます。
- 静かではありません / ではないです /じゃありません
- 不便ではありません / ではないです /じゃありません
- ひまではありません / ではないです / じゃありません
普通体
ナ形容詞のうしろに「ではない / じゃない」をつけます。
- 静かではない / じゃない
- 不便ではない / じゃない
- ひまではない / じゃない
ナ形容詞の過去形の作り方
丁寧体
ナ形容詞のうしろに「でした」をつけます。
- 静かでした
- 不便でした
- ひまでした
普通体
ナ形容詞のうしろに「だった」をつけます。
- 静かだった
- 不便だった
- ひまだった
ナ形容詞の否定の過去形の作り方
丁寧体
ナ形容詞のうしろに「ではありませんでした / ではなかったです / じゃありませんでした」をつけます。
- 静かではありませんでした/ ではなかったです /じゃありませんでした
- 不便ではありませんでした / ではなかったです / じゃありませんでした
- ひまではありませんでした / ではなかったです / じゃありませんでした
普通体
ナ形容詞のうしろに「ではなかった」をつけます。
- 静かではなかった
- 不便ではなかった
- ひまではなかった
「感情形容詞」と「属性形容詞」
「感情形容詞」
感情形容詞は感情を表す形容詞です。
例:「うれしい」「悲しい」「楽しい」など
「属性形容詞」
属性形容詞は人や物の性質を表す形容詞です。
例:「赤い」「丸い」など
「形容詞を名詞化する接尾辞「さ」「み」」
「さ」と「み」は形容詞に付いて名詞を作る接尾辞です。
「形容詞+さ」
「形容詞」に「さ」がつくと、客観的な意味を持ちます。
例:重い→重さ、悲しい→悲しさ
「形容詞+み」
「形容詞」に「み」がつくと、主観的な意味を持ちます。
例:重い→重み、悲しい→悲しみ
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