「ら抜き言葉」についてまとめました。
試験でも出てくる可能性があります。
「ら抜き言葉とは?」
ら抜き言葉とは、「食べれる」「見れる」などの「ら」を抜いた言葉のことです。
本来、第二グループの動詞「食べる」「見る」の可能形は「食べられる」「見られるとなるので、この使い方は間違いとなります。
しかし、「書く」のような第一グループの動詞は、「ら」を抜いた「書ける」で可能の意味が作れます。
「古文では「ら(る)」には可能の意味があった」
ただし、古文では「ら(る)」には可能の意味があったので、第一グループの「書ける」も本来は「書かれる」の形が短縮されたものであると考えられるようです。
そして、それを真似して第二グループもら抜き言葉になったと考えられるようです。
そう考えると、誤用ではなく歴史的な変化として考えられるそうです。
ちなみに方言では「書かれへん」など、「書かれる」の形がまだ残っている場合があるそうです。
「「ar」が抜けている」
また、ら抜き言葉をローマ字で考えると、「ar」が抜けていると考えられるそうです。
「taberareru」(食べられる) → 「tabereru」(食べる)
これは以下の記事などが参考になります。
https://netgeek.biz/archives/105818
「ら抜き言葉が認められないのは、まだら抜きにならない言葉もあるから」
ら抜き言葉が認められないのは、第二グループの中でもら抜きにならない言葉があるからのようです。
たとえば、「教える」は第二グループの動詞ですが、「教えられる」と使うのが一般的です。「教えれる」とら抜きにはなりません(使う人はいると思います)。
つまり、第二グループの動詞が全てら抜き言葉になっていないため、認められないようです。
今後全ての動詞がら抜き言葉になると誤用ではなくなるのかもしれません。