日本語の「ている、てある、ておく、てみる、ていく、てくる」の用法を簡単に紹介します。
ている
1.継続
動作・出来事の継続を表します。
- 今、雪が降っている。
2.変化の結果の状態
-
ドアが開いている。
ドアが開いた結果、ドアが開いた状態のままになっていることを表しています。
人やものが変化して、結果を残すタイプの動詞がよく使われます。
- 開く、閉まる、われる、死ぬ、落ちる、(電気が)つく、消える、とまる、(服を)着る、知るなど
3.反復
- 彼は毎日運動をしている。
4.経験・経歴
- 犯人は以前被害者と会っている。
5.完了
ある時点において、終わっていることに重点がある表現です。
- この手紙が読まれている頃、私はおそらく死んでいます。
6.性質・属性
「もの」の形などの様子を「ている」と表します。
- この道は曲がっている。(道の「形」をていると表現)
てある
1.状態の継続
状態の継続を表します。通常、他動詞とともに使われます。
他動詞 + てある
- 窓が開けてある
2.効果の継続
何かの目的のために何かをやって、その効果が残っていることを表します。
- お土産はもう買ってある
ておく
準備です。
- 次回のプレゼンのために、資料をコピーしておく
てみる
試行です。
- あした先生に聞いてみる
ていく/てくる
1.移動の方向を表わす
- 渋谷まで歩いていく
- お土産を持ってくる