連体修飾節の内の関係と外の関係について簡単に紹介します。
連体修飾節とは?
連体修飾節とは、動詞や形容詞などの用言が連体形で名詞を修飾する文節です。一般的に次のような構造をとります。
述語の連体形 + 被修飾名詞(底の名詞)
例:昨日読んだ本は面白かったです。
→(昨日)読んだ(述語の連体形) + 本(被修飾名詞)
そして、この連体修飾節には、内の関係と外の関係があります。
内の関係
文章の述語(動詞など)と名詞の間に格(ガヲニヘトデ・カラ・マデ・ヨリ)関係がある場合、これを内の関係といいます。たとえば、以下のような文章があります。
昨日 見た 映画。
この述語「見た」と被修飾語「映画」の関係は、「映画 を 見た」と書き換えることができます。
昨日 見た 映画。
→昨日 映画 を 見た。
外の関係
一方、外の関係はそのような関係が成り立ちません。たとえば、以下のような文章があります。
魚を 焼く 煙。
この述語「焼く」と被修飾語「煙」の関係は、「煙 を/が 焼く」などと書き換えることはできません。
これを外の関係と言います。
魚を 焼く 煙。
→煙 (??) 焼く 魚
外の関係の文の例
- 階段を上ってくる足音→×足音(??)階段を上ってくる
テスト
[WpProQuiz 42]