以前、日本語教育能力検定試験の問題で「さ入れ言葉」についての問題を見ました。
そこで「さ入れ言葉」について簡単に紹介します。
五段活用動詞(グループ1の動詞)は「~せていただく」
ポイントは、五段活用動詞(グループ1の動詞)には「~させていただく」をつけることができない点です。
× 読ま させていただく
× 歩か させていただく
五段活用動詞(グループ1の動詞)には「~せていただく」をつけます。
〇 読ま せていただく
〇 歩か せていただく
この、本来「させる」にならない動詞(五段活用動詞)に「させる」をつけたものを「さ入れ言葉」と呼ぶようです。
上一段/下一段活用の動詞(グループ2)は「~させていただく」
「~させていただく」は上一段/下一段活用の動詞(グループ2)につけます。*上一段/下一段活用の動詞(グループ2)は最後が「る」で終わる動詞です。
〇 受け させていただく
〇 着 させていただく
まとめ
- 五段活用動詞(グループ1の動詞)に「させる」をつけた言葉が「さ入れ言葉」
- 五段活用動詞(グループ1の動詞)=「せていただく」
- 上一段/下一段(グループ2の動詞)=「させていただく」