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言語と社会

ポライトネス理論―ポジティブフェイスとネガティブフェイスとは?

ポライトネス理論は、「人間関係を円滑にするための言語ストラテジー」です。 ブラウンとレビンソンが提案した理論です。 単に言葉遣いの丁寧さだけに限らず、相手の気持ちを重視した、もっと幅広い概念です。 そして、ポライトネス理論には、ポジティブフ...
言語と社会

待遇表現とは?相対敬語と絶対敬語

待遇表現の代表は「敬語」です。敬語には2種類があります。また、待遇表現と似たものにポライトネスという用語もあります。 敬語 1.相対敬語 話題となる人に対して、話をする相手との関係で敬語の使い方を変える用法です。 たとえば、会社の上司につい...
試験関連情報

日本語教育能力検定試験を東大駒場会場で受験。持ち物、注意点など体験談を紹介

私は数年前に、日本語教育能力検定試験を東大駒場キャンパスで受験しました。 その時の体験談や注意点を紹介します。 日本語教育能力検定試験の会場 まず、日本語教育能力検定試験の会場を紹介します。 毎年全国7地区(北海道(札幌) 、東北(仙台、福...
言語一般

ローマ字のまとめ-ヘボン式、日本式、訓令式

ローマ字のまとめです。試験にも時々出ます。 最近では平成27年度日本語教育能力検定試験でローマ字の問題が出題されています。 ローマ字の種類 ローマ字には、ヘボン式、日本式、訓令式の3つがあります。 1.ヘボン式 アメリカの宣教師・医師のジェ...
言語と教育

CEFR(セファール)とは?

CEFR(セファール)は、「Common European Framework of Reference for Languages」の略称で、ヨーロッパ言語共通参照枠のことです。 ヨーロッパの外国語教育の学習、評価で共有されるガイドライン...
言語と教育

後行シラバスとは?

日本語教育能力検定試験には、「後行シラバス(a posteriori syllabus)」が出てきます。 試験対策としては「学習する人の要望を基に毎回の授業の内容を決め、授業が終わった後に全体が見えてくるもの」と覚えておけば良いですが、他の...
平成27年度

平成27年度日本語教育能力検定試験解説:試験Ⅰ

「平成27年度 日本語教育能力検定試験 試験問題」の試験Ⅰの解説です。 問1 「唇のまるめ」の問題です。 唇のまるめは、母音を発声する時に唇をまるめるかどうかです。 日本語の母音「/a/, /i/, /u/, /e/, /o/(アイウエオ)...
言語と教育

良いテストの条件-妥当性、信頼性、有用性

日本語教育能力検定試験に出題される、「良いテスト」についてまとめました。 主に心理学の概念や用語が用いられているので、やや違和感を感じるところでもあります。 良いテストの条件には、妥当性、信頼性、有用性の3つがあります。 1妥当性(vali...
社会・文化・地域

日本語教育関連の7つの機関・団体

日本語教育に関連した機関と団体のまとめです。複数あり、各自で異なる試験を実施しているのでやや混乱してしまいます・・・。 1.文化庁 まず、文部科学省には日本語教育を専門に扱う部局はありません。 しかし、その関連機関である文化庁には、2007...
言語一般

けれども、のに、てもの違い

逆接の表現、「けれども」、「のに」、「ても」をそれぞれ紹介します。 1.けれども(~けれど、~けど、~が) 事実の逆接 事実の逆接 に用います。ほかに「~けれど、~けど、~が」も同じ意味です。 温泉に行った けれども、やっていなかった。 「...