社会・文化・地域 日本語教育関連の7つの機関・団体 日本語教育に関連した機関と団体のまとめです。複数あり、各自で異なる試験を実施しているのでやや混乱してしまいます・・・。 1.文化庁 まず、文部科学省には日本語教育を専門に扱う部局はありません。 しかし、その関連機関である文化庁には、2007... 2020.07.20 社会・文化・地域
言語一般 けれども、のに、てもの違い 逆接の表現、「けれども」、「のに」、「ても」をそれぞれ紹介します。 1.けれども(~けれど、~けど、~が) 事実の逆接 事実の逆接 に用います。ほかに「~けれど、~けど、~が」も同じ意味です。 温泉に行った けれども、やっていなかった。 「... 2020.07.15 言語一般
言語と教育 概念・機能シラバスとは? 日本語教育能力検定試験に出る「概念・機能シラバス」を紹介します。 概念・機能シラバス(Notional-Functional Syllabus)とは? 1971年、イギリスの言語学者ウイルキンス(D.A.Wilkins)は、欧州評議会からコ... 2020.07.08 言語と教育
言語と心理 日本語教育能力検定試験に出る「記憶」のまとめ 日本語教育能力検定試験では「記憶」についての問題も出題されます。 少しややこしいので、記憶についての内容を簡単にまとめてみました。 記憶の仕組み 記憶の仕組みの流れは以下です。 インプット(入力) 符号化 転送 貯蔵 検索 アウトプット(出... 2020.06.16 言語と心理
言語と社会 日本語の方言分布のタイプ 日本語の方言の分布にはいくつかのタイプがあるので、それを紹介します。 1.周圏分布型 中心部(近畿)から同心円状に分布したタイプです。中心部が新しい方言で、外側が古い方言です。 これは、柳田國男が自著『蝸牛考』で提唱し、命名しました。 柳田... 2020.06.08 言語と社会
言語一般 内容節とは?「という」を入れるかどうか 内容節は、修飾する節が修飾される名詞の内容を表している文です。 たとえば、「酒を飲みたい気分だ」という文は、「酒を飲みたい」という節が、「気分」という名詞の内容(どのような気分か)を表しています。 酒を飲みたい → 気分 この内容節は、名詞... 2020.05.28 言語一般
言語一般 日本語の格の階層性とは? 日本語の格助詞には、格によって文法的な制限があります。これを格の階層性と言います。 格の階層には、強い格と弱い格、中間の格があります。 強い格 強い格は、ガ格、ヲ格です。 強い格の特徴 1.話し言葉では格助詞を省略することが多い 私 が 本... 2020.05.26 言語一般
言語一般 助詞の「に」と「へ」の違い 「東京 に 行く」と「東京 へ 行く」はどう違うのでしょうか? そこで、助詞の「に」と「へ」の違いを紹介します。 「に=到達点」 「に」は到達点、到着点を示します。到達する場所に焦点を当てた表現です。 「東京 に 行く」の場合は、他ではない... 2020.05.20 言語一般
言語一般 日本語の普通形と辞書形の違いは? 日本語の普通形と辞書形の違いを紹介します。 基本的な部分ですが、案外盲点になりやすい気がします。 普通形と辞書形 普通形 普通形は、丁寧形の反対の形のことで、親しい友人や家族の会話などで使います。 たとえば「食べる」という動詞で見ると、「食... 2020.05.13 言語一般
言語と教育 日本語教育能力検定試験にも出る「文法訳読法」とは? 外国語教授法の一つに、文法訳読法(GTM、Grammar–translation method)があります。 この文法訳読法を簡単に紹介します。 文法訳読法の概要 文法訳読法は、ギリシャ語とラテン語を教える古典的な(伝統的)方法から派生した... 2020.05.06 言語と教育