試験まとめ

社会・文化・地域

日本語教育関連の7つの機関・団体

日本語教育に関連した機関と団体のまとめです。複数あり、各自で異なる試験を実施しているのでやや混乱してしまいます・・・。 1.文化庁 まず、文部科学省には日本語教育を専門に扱う部局はありません。 しかし、その関連機関である文化庁には、2007...
言語一般

けれども、のに、てもの違い

逆接の表現、「けれども」、「のに」、「ても」をそれぞれ紹介します。 1.けれども(~けれど、~けど、~が) 事実の逆接 事実の逆接 に用います。ほかに「~けれど、~けど、~が」も同じ意味です。 温泉に行った けれども、やっていなかった。 「...
言語と教育

概念・機能シラバスとは?

日本語教育能力検定試験に出る「概念・機能シラバス」を紹介します。 概念・機能シラバス(Notional-Functional Syllabus)とは? 1971年、イギリスの言語学者ウイルキンス(D.A.Wilkins)は、欧州評議会からコ...
言語と心理

日本語教育能力検定試験に出る「記憶」のまとめ

日本語教育能力検定試験では「記憶」についての問題も出題されます。 少しややこしいので、記憶についての内容を簡単にまとめてみました。 記憶の仕組み 記憶の仕組みの流れは以下です。 インプット(入力) 符号化 転送 貯蔵 検索 アウトプット(出...
言語と社会

日本語の方言分布のタイプ

日本語の方言の分布にはいくつかのタイプがあるので、それを紹介します。 1.周圏分布型 中心部(近畿)から同心円状に分布したタイプです。中心部が新しい方言で、外側が古い方言です。 これは、柳田國男が自著『蝸牛考』で提唱し、命名しました。 柳田...
言語一般

内容節とは?「という」を入れるかどうか

内容節は、修飾する節が修飾される名詞の内容を表している文です。 たとえば、「酒を飲みたい気分だ」という文は、「酒を飲みたい」という節が、「気分」という名詞の内容(どのような気分か)を表しています。 酒を飲みたい → 気分 この内容節は、名詞...
言語一般

日本語の格の階層性とは?

日本語の格助詞には、格によって文法的な制限があります。これを格の階層性と言います。 格の階層には、強い格と弱い格、中間の格があります。 強い格 強い格は、ガ格、ヲ格です。 強い格の特徴 1.話し言葉では格助詞を省略することが多い 私 が 本...
言語一般

助詞の「に」と「へ」の違い

「東京 に 行く」と「東京 へ 行く」はどう違うのでしょうか? そこで、助詞の「に」と「へ」の違いを紹介します。 「に=到達点」 「に」は到達点、到着点を示します。到達する場所に焦点を当てた表現です。 「東京 に 行く」の場合は、他ではない...
言語一般

日本語の普通形と辞書形の違いは?

日本語の普通形と辞書形の違いを紹介します。 基本的な部分ですが、案外盲点になりやすい気がします。 普通形と辞書形 普通形 普通形は、丁寧形の反対の形のことで、親しい友人や家族の会話などで使います。 たとえば「食べる」という動詞で見ると、「食...
言語と教育

日本語教育能力検定試験にも出る「文法訳読法」とは?

外国語教授法の一つに、文法訳読法(GTM、Grammar–translation method)があります。 この文法訳読法を簡単に紹介します。 文法訳読法の概要 文法訳読法は、ギリシャ語とラテン語を教える古典的な(伝統的)方法から派生した...