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言語と教育

良いテストの条件-妥当性、信頼性、有用性

日本語教育能力検定試験に出題される、「良いテスト」についてまとめました。 主に心理学の概念や用語が用いられているので、やや違和感を感じるところでもあります。 良いテストの条件には、妥当性、信頼性、有用性の3つがあります。 1妥当性(vali...
社会・文化・地域

日本語教育関連の7つの機関・団体

日本語教育に関連した機関と団体のまとめです。複数あり、各自で異なる試験を実施しているのでやや混乱してしまいます・・・。 1.文化庁 まず、文部科学省には日本語教育を専門に扱う部局はありません。 しかし、その関連機関である文化庁には、2007...
言語一般

けれども、のに、てもの違い

逆接の表現、「けれども」、「のに」、「ても」をそれぞれ紹介します。 1.けれども(~けれど、~けど、~が) 事実の逆接 事実の逆接 に用います。ほかに「~けれど、~けど、~が」も同じ意味です。 温泉に行った けれども、やっていなかった。 「...
言語と教育

概念・機能シラバスとは?

日本語教育能力検定試験に出る「概念・機能シラバス」を紹介します。 概念・機能シラバス(Notional-Functional Syllabus)とは? 1971年、イギリスの言語学者ウイルキンス(D.A.Wilkins)は、欧州評議会からコ...
試験関連情報

令和2年度の日本語教育能力検定試験の出願期間が変更

新型コロナウイルスの影響で、令和2年度の日本語教育能力検定試験の出願期間が変わっています。 令和2年度は、7月20日(月)から8月3日(月)まで(当日消印有効)(予定)です。 通常は6月22日からでしたが、一ヶ月ほど遅れます。そのため、出願...
言語と心理

日本語教育能力検定試験に出る「記憶」のまとめ

日本語教育能力検定試験では「記憶」についての問題も出題されます。 少しややこしいので、記憶についての内容を簡単にまとめてみました。 記憶の仕組み 記憶の仕組みの流れは以下です。 インプット(入力) 符号化 転送 貯蔵 検索 アウトプット(出...
言語と社会

日本語の方言分布のタイプ

日本語の方言の分布にはいくつかのタイプがあるので、それを紹介します。 1.周圏分布型 中心部(近畿)から同心円状に分布したタイプです。中心部が新しい方言で、外側が古い方言です。 これは、柳田國男が自著『蝸牛考』で提唱し、命名しました。 柳田...
言語一般

内容節とは?「という」を入れるかどうか

内容節は、修飾する節が修飾される名詞の内容を表している文です。 たとえば、「酒を飲みたい気分だ」という文は、「酒を飲みたい」という節が、「気分」という名詞の内容(どのような気分か)を表しています。 酒を飲みたい → 気分 この内容節は、名詞...
言語一般

日本語の格の階層性とは?

日本語の格助詞には、格によって文法的な制限があります。これを格の階層性と言います。 格の階層には、強い格と弱い格、中間の格があります。 強い格 強い格は、ガ格、ヲ格です。 強い格の特徴 1.話し言葉では格助詞を省略することが多い 私 が 本...
試験関連情報

思った以上に難関?オンライン日本語教師の求人の応募や面接を受けた感想

最近、オンライン日本語教師の求人を見て応募したり、面接を受けたりしました。 そこでオンライン日本語教師に求められる条件や印象を紹介します。 1.スペックの高いパソコンが必要 とある会社に応募した際、パソコンのCPUの性能が〇GHz(ギガヘル...