言語一般

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オースティンの3つの言語行為とサールの間接発話行為とは?

試験に出るオースティンの言語行為を簡単に紹介します。 オースティンは言語行為を発語行為、発語内行為、発語媒介行為の3つに分類しました。 1.発語行為 伝達を目的として、意味のある文を話すことです。 例:「寒いね」と言うこと 2.発語内行為 ...
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グライスの協調の原理とは?

グライスの協調の原理は、イギリスの哲学者・言語学者のポール・グライス(Herbert Paul Grice)が提案した会話の原理です。 これは、会話を効率的に進めるために人が暗黙的に従う(または従うべきである)戒律のようなものです。この原理...
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日本語はSOV。統語的類型論から見た言語のタイプ

英語の勉強で、SVOを勉強しました。 統合的類型論は、このS(主語)O(目的語)V(動詞)の語順で言語を分けます。 世界の80%は、SOVで分類できます。 ちなみに日本語はSOVです。 「SOVタイプ」 「S(主語)」+「O(目的語)」+「...
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文脈指示の「これ」「あれ」「それ」のイラスト

日本語の「文脈指示」のイラストを作成しました。 「これ」「あれ」「それ」を説明します。 イラストはご自由にお使いいただけます。 「これ/this」 「これ」は話し手に近いものを指します。これが指しているのは本です。 「それ/that」 「そ...
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「洗濯機」はなぜ「センタッキ」と言う?

洗濯機を「センタクキ」ではなく「センタッキ」と読む人がいます。 「ク」が「ッ」に変わるのです。これは「促音化(そくおんか)」と言います。 促音は「ッ」のことです。 促音化は、「ク」「キ」「チ」「ツ」のうしろに、カ行(「カ」「キ」「ク」「ケ」...
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膠着語、屈折語、孤立語とは

日本語教育能力検定試験では、膠着語(こうちゃくご)、屈折語(くっせつご)、孤立語(こりつご)に関する問題が出ます。 これは、言語を「形態的類型論」から分類したものです。世界の言語は、この3つのタイプに分けられます。ちなみに、日本語は「膠着語...
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日本語の「ほしい」は形容詞。英語のwantとの違いにも注意

日本語の「ほしい」は、形容詞です。 英語で「want」は動詞なので、混乱しないように注意が必要です。日本語と英語で意味は同じですが、品詞が異なります。 この区別を問う問題が、28年の試験にも出題されました。 「ほしい」の主語は「私」だけ。第...
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日本語教育能力検定試験に出題される「美化語」とは?

「美化語(びかご)」は日本語教育能力検定試験に出題されます。たとえば、28年度の試験で出題されています。 そこで、美化語について簡単にまとめました。 「美化語とは?」 ものごとを美化する用語です。たとえば、「お水」や「ご飯」です。 美化語は...
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日本語教育能力検定試験にも出題される、「重箱読み」とは?

日本語教育能力検定試験では、「重箱読み(じゅうばこよみ)」についての問題が出ることがあります。中学校の国語で勉強するようですが、忘れてしまった人も多いと思います。 そこで、重箱読みを簡単に紹介します。 1.「重箱読みとは?」 前が音読み(お...
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「育む」は自動詞?他動詞?

「愛を育む」などと使う、日本語の「育(はぐく)む」という動詞があります。 これは自動詞でしょうか?他動詞でしょうか? 辞書によると、五段活用の動詞です。「~を育む」という意味で使うので、育むは「他動詞」です。 [動マ五(四)]《「羽 (は)...